末期腎不全の避妊手術!いざ開いてみると謎の出血
しかしそのまま帰される
もともと体力的に手術は厳しいと言われており、そのつもりでした。
ところがるりが10ヶ月ぐらいのとき、横浜に移って間もなく発情期を迎えました。
妊娠出産などできるはずもないこんな体で、です。
見ていられないぐらい辛そうに、悲痛な叫びをあげるのです。
まずは横浜でかかりつけの先生を探すためにいくつか行きましたが、るりの膨大すぎる検査結果の経歴全てを見てくれなかったり、なかなか信頼できる先生に出会えず。
昔からるりを知っているのは、るりの異常に気が付き本土へ送り出しれくれた奄美大島の先生。
そして送り出されたのは千葉の実家近く、私が中学生のときに迎えたトイプードルのあおちゃんのかかりつけのつかさ先生。
ざっくりしたてきとうな感じの先生です。
すぐに私の予定完全無視で東大の予約を取ってくださり、しばらく点滴や定期検診など面倒を見てくれていました。
つかさ先生にも手術は数値的に厳しいだろうと言われていました。
しかし数値は末期だが体調は安定しているとのことで、手術に踏み切っていただきました。
リスキーすぎる避妊手術、誰もやりたくなかったことでしょう。
お医者さんだってたかだか避妊手術で死なれたくないはずです。
本当にありがとうございました。
そしていざ手術。1泊の予定です。
手術が終わって先生から電話が。
「無事終わったよ。うん。なんかおなか開いてみたら薄まった血がじわーっと出てるんだよね。いやーだからさあ、どうしようかと思って、もう少し開けて思い当たるところ見てみたんだけどさ、わかんないの。止まってる血じゃなくて、出続けてるんだよね。うすーい血が。わかんないからとりあえず閉じたけど、うん。大丈夫大丈夫。」
いやいや大丈夫じゃないよね!?
お迎えではなく一度面会に。
まだ麻酔が利いていて、私のこともわからないようでした。
「私まだこっちにいれるので、もう少し入院させますか?」
「いやーいいよいいよ~大丈夫でしょ~」
入院中に死なれたら困りますもんね!?
そんなこんなで無事退院。
迎えに行って、実家まで10分ほど歩いて帰ってみると、手の注射跡のガーゼが血まみれになっていて慌てて電話しました。
「何かてきとうに抑えてしばらく手でぎゅっとしてみたら大丈夫だと思うよ~」
はい、止まりました…。
結局謎の出血が原因不明ですが、おかげさまで元気に暮らしています。